こんにちは。
今回は、最近新聞でも取り上げられ、話題になっている"ラーメンバーガー"(正式名称:「環七めんバーガー」)についての記事です。
まず、ラーメンバーガーって何!?っていう方の為にちょっと説明を。
この、ラーメンバーガーという食べ物は、某ファーストフード店で販売されているライスバーガーのお米の部分がなんと、ラーメンの麺に!そして、中身にチャーシューを初めとした様々な具材が入っているというシロモノです。
こりゃあ面白い、って事でさっそく取材に行ってきました。
取材先は、京王井の頭線・新代田駅から徒歩一分のところにある、バサノバというラーメン屋さん。お店の外観は、ラーメン屋さんらしからぬオシャレな感じ。お店の前には、ラーメンバーガーのサンプル(ロウ細工でなく食べられるもの)が置いてあって。「あっ、ここだ!」とすぐに分かりました。
いざ店内に入ってみると、これまたオシャレな感じで、ラーメン屋さんというと女性一人だと入りにくい雰囲気のお店も多いですが、バサノバさんは女性のお客さんのニーズにも応えてくれているお店なのかなと思いました。
さて、取材目的のラーメンバーガーのお話。
今回ラーメンバーガーについて説明してくれたのは、カフェの時間帯の店長を務める今村友美子さん(バサノバさんは11:30から17:00まではカフェで、17:00からラーメン屋さん。ラーメンバーガーはカフェの時間帯のみ)という笑顔の素敵な方。
今回はスープ、サラダ付の800円のランチセットを注文することに。
ここで、ラーメンバーガーの誕生秘話を少し。
もともとは、"茹で過ぎて失敗した麺"から生まれたそうです。
見つかったら怒られると、誰かが冷蔵庫に隠しておいたところ・・
それを見た店長さんがひらめいた!
近くにあったタワシをむんずとつかみ、おもむろに麺と麺ではさんだその瞬間!
世界初のラーメンバーガーのアイデアが誕生したのです。これウソのような本当の話。
もともと店長さんの地元・福岡でワゴン車販売していたそうですが、新聞などで取り上げられるなどして話題を呼び、今回晴れて東京進出と相成ったそうです。
ちなみにラーメンバーガーの作り方は、
1 麺をゆでて型に入れて冷やす(ハンバーガーのパン部分のような丸い形に成形)
2 鉄板で焼く
3 具をはさむ
てな感じです。
そんなこんなでラーメンバーガーセットが完成!
セットの内容は、めんバーガー、コールスローサラダ、ラーメンのだしを使ったスープ。
いざ、めんバーガーをパクり。
一見固そうな見た目と違って、麺がモチモチして美味しい。中の具は、チャーシュー、トマトなどの野菜、豆板醤がピリッと効いた肉味噌ダレ。
肉味噌の濃厚な旨みと、サッパリとした野菜のハーモニーが絶妙でした!
実際に食べてみるまでは、本当に美味いのか?という疑問がありましたが、すごく美味しかったです。某ファーストフード店のライスバーガーより全然美味い!
僕としては大満足の味でした。
今村さんに聞いたところ、お客さんの評判も上々で、外国人のお客さんにも好評だそうです。まだ販売を始めて間もないのですが、リピーターもついてきているのだとか。さらに近々、『そばバーガー』と『パスタバーガー』も売り出すそうで、今後、ますます期待大です!ちなみに、どちらも試作品を味見させてもらったのですが、そばバーガーは和テイストでシソがポイントの大人向け、パスタバーガーはパプリカ、トマトなどの野菜も入っていて女性におすすめです。
今後、チェーン展開も視野に入れているそうなので、もしかすると、原宿や、渋谷など若者が集まる場所でラーメンバーガーが気軽に食べられるときがくるかもしれません。
はてさて、こういったいわば"変わり種食品"はこれまで、「柿の種チョコ」や「わさびアイス」のように一時期のブームで消えていくもの、「カレーうどん」や「スープカレー」のように長い間みんなに愛されていくものなどありますが、ラーメンバーガーはどちらの道を歩むのでしょうか?
近年、外食産業の市場規模が1997年の290,702億円を頂点に、2000年269,925億円、2005年242,781億円(外食産業総合調査研究センター調べ)と、右肩下がりに縮小しています。年間の開店数と同じくらい、閉店に追い込まれる店があるというほど、日々熾烈な生き残り競争が繰り広げられているこの業界。願わくば、この斬新で美味しいラーメンバーガーには息の長い定番商品として、食の大空へと羽ばたいていただだきたいものです。
それでは今回はこのへんで。
『バサノバ』
住所 :世田谷区羽根木1-4-18電話番号 :03-3327-4649
営業日 :年中無休
アクセス方法:京王井の頭線・新代田駅を出てすぐの信号を渡り、右方向に100メートルほど行くと、左手にお店が見えます。
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